生涯学習フェスタ2008が開催され、私も文教消防委員長として出席させていただきました。
スポーツキャスター:舞の海秀平さんの講演会がありました。
中村市長さんが、「お肌つやつやの好青年、舞の海さんです」とご紹介された舞の海さんは、力士の中でも身長が小柄で、プロ入りするための新弟子検査の規定の身長173cmに少し足りませんでした。
そこでまず考えたのが、力士が髷を結うために使うびんつけ油のかたまりを髪の毛の中に隠し、身長を高く見せることでしたが、皮肉にも身体検査の日はいつもに増して陽気な日。
髪の毛の中に隠した油が溶けので、測るたびに、ぐちゃぐちゃと頭の高さが上下し、親方に叱られ、不合格。
そこで次に考えたのが、シリコン。美容整形のシリコンと言っても、頭の中にシリコンを入れる手術は始めてと医師。
頭の皮をバリバリと剥がし、シリコンの袋を入れる。
頭の皮は体の中で一番伸びない皮なので、毎日少しずつ注射で入れる、引っ張られて痛く、寝るときも瞼が閉じられない苦痛。
それでも耐えて、見事合格。
そんな舞の海さんが、その後の力士としての活躍も、斬新な技も、横綱の曙に勝って金星をあげた時も 全てある信念から生まれている。
よれは「何かやり方があるはずだ」と発想を変えて、あきらめないこと。
そうやって、技能賞を5回受賞するほどの努力を積み重ねていった。
現在務めている「NHK大相撲解説」の際の北の富士さん(元横綱)との番組裏のやり取りなど、テレビでは分からない相撲界を覗け、終始笑いの渦でした。
「人生を振り返って、どうして自分の夢を叶えて行けたか、と考えると、『何かやり方があるんじゃないか?』とどんな時も考え続けたこと。またそれに対する挑戦をし続けたことにあると思います。」とのお話に、子ども達にも聞かせてあげたいと思った素晴しい講演でした。
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