1月25日、松山市防災センターで、コスモスグループの「救命救急について」の講話会に出席しました。
松山市消防局・警防課の貞徳正人消防司令さんのユーモアのある分かり易いお話に、質問も飛び交い時間が足りないほどでした。
昨年1年間に松山市所有の救急車8台での 救急出動件数は 18,771件・搬送人数は17,532人・一日平均51件(28分に1回の割合)・松山市民27人に1人が利用したことになります。
今年は、合併しましたので城東署の新設の1台と北条の1台を加えた10台で約20,000件の出動を超えると予想されます。(中島にはありません)概ね、通報から6分で到着しますが 生命に関わるか否かなど、緊急性を充分考えて、適正な通報に心がけることが、大切だと痛感しました。
日本で、心臓疾患による突然死は1日平均100人にもなります。
「カーラーの救命曲線」によると、心臓が停止後約3分で50%死亡・呼吸停止後約10分で50%死亡・多量出血後約30分で50%死亡
します。救急車が来るまでに6分ですから、到着前の早い心肺蘇生と早い除細動(電気ショック)がとても重要です。
日本ではこれまで医療資格を持たない人が、除細動を行うことは認められていませんでしたが昨年度7月から、一般市民もAED(自動体外式除細動器)を用いて除細動を行うことが認められました。
AEDは、1台35万円から100万円しますが、1日も早い普及が望まれます。そのためにも、市の各部局の連携の下、インストラクターの養成を急いで頂きたいものです。
興味のある方は以下のURLでAEDのCMがみられます。
~総務省消防庁HP~
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/aed/index.html