「北欧福祉先進3国シンポジウム」~スウェーデン・フィンランド・デンマークの現場から~と題するシンポジウムに参加しました。
65歳以上の高齢人口が、国民総人口の7%以上を占める高齢化社会から、14%を超える超高齢社会になるのにフィンランドは43年・スウェーデンは82年かかりましたが、日本はわずか24年で到達してしまいました。
北欧の福祉が 緩やかな高齢化率の歩みに沿いつつ試行錯誤しながら福祉社会の政策を進めてきましたが 日本は急速な高齢化に福祉政策や国民の理解が伴わない現状があります。
「その意味から、世界の中でいち早く高齢化社会になった北欧は福祉の先進国なのです。決して、他国と比べて進んでいるとか優れているという意味での先進ではないのです。」とのディスカッションの答弁に「なるほど」と納得です。
どの国も、公共と個人の責任を確認しつつ、地域で最後まで住み続けるための地域福祉の充実や自己選択を支える福祉を目指しています。作っても作っても間に合わない施設にばかり止まっていては、「幸せ」のための「福祉」はつくれそうにありませんね。
データ 高齢化率 日本17.2%・スウェーデン17.4%・デンマーク15.0%
平均余命(女性/男性) 日本(84/77.1歳)・スウェーデン(81.9/77歳)・デンマーク(79/74.2歳)
消費税率 日本5%・スウェーデン25%・デンマーク25%
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