知的発達障害者が日ごろの練習の成果を競う「2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会」が、2月26日から3月5日までの8日間、長野県で開催されます。
これをうけて、2月6日、松山市でスペシャルオリンピックスの聖火リレー・壮行会が行われました。多くの児童・生徒や市民ボランティアの皆さんのご協力で大成功でした。
「スペシャルオリンピックス日本」の細川佳代子理事長(細川元総理大臣夫人)、加戸知事や中村市長も愛媛代表団の田所選手に伴走しました。
オリンピックやパラリンピックと並ぶ、今大会には、86カ国・地域から約1900人のアスリート(選手)が参加。知的発達障害者への国民理解を促すとともに、スポーツを通じた「心のバリアフリー」を世界に発信する国際スポーツイベントとして、成功が期待されています。 スペシャルオリンピックス(SO)の世界大会がアジアで開催されるのは今大会が初めてです。選手団は総勢約2700人で、このうち日本選手団は150人。愛媛県からは3人。
競技種目はアルペンスキー、クロスカントリースキー、スノーボード、スピードスケート、フィギュアスケートなど7種目で、それぞれにSOならではの競技方法があります。
創始者は故ケネディ大統領の妹
SOは、故ケネディ米大統領の妹のユニス・ケネディ・シュライバー夫人が創設しました。知的発達障害の姉を持つ同夫人は、スポーツが障害者の可能性を伸ばすことを学び、63年に知的発達障害の子ども約100人に自宅の庭を開放してデイキャンプを開催。これがSOの始まりとなりました。
68年には第1回国際大会が開かれ、現在は夏季大会と冬季大会を、それぞれ4年ごとに開催。
88年には国際オリンピック委員会(IOC)との間で、「オリンピック」の名称使用や相互の活動を認め合う議定書を取り交わしました。 SOの国際本部(SOI)は米ワシントンDCにあり、150以上の国・地域が加盟。アスリートは約140万人、その活動を支えるボランティアは50万人を超える。国内では、NPO法人スペシャルオリンピックス日本(SON)が活動しています。
公明党は、財政支援を強力に推進してきました。
なお、大会実行委員会では、1口1000円の寄付を呼び掛けています。
問い合わせは電子メール[email protected]・電話03―5464―3070で。
障害者の社会参加促す好機であると、財政支援の提案をした冬柴鉄三公明党幹事長は次のように述べています。
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