ケアマネ・ 小林みやこの気まぐれ日記

ＡＬＳ患者以外にもヘルパーの痰の吸引拡大

　厚生労働省は３月２４日、筋委縮性側索硬化症（ＡＬＳ＝筋委縮と筋力低下が特徴的な進行性の難病）患者以外の痰の吸引が必要な在宅療養患者や重度障害者に対して、ホームヘルパーやボランティアなど家族以外の第三者にも吸引行為を一定の条件下で認める通知を全国の都道府県知事に出しました。

痰吸引を行う条件は、（１）主治医や看護師による吸引方法の指導（２）患者の文書による同意（３）主治医らが定期的に　吸引が適正に行われているかを確認する―などが挙げられています。
本来、痰の吸引は医療行為であるため、医師や看護師、例外的に患者の家族にしか認められていません。

2003年7月からＡＬＳ患者に限ってホームヘルパーらによる吸引が認められていました。
そして今回、交通事故等で重い意識障害が続く遷延性意識障害や筋ジストロフィーらの在宅療養患者にも痰の吸引が可能になりました。
2004年11月、公明党の福島豊衆院議員、渡辺孝男参院議員とともに尾辻秀久厚労相にヘルパーの痰吸引の認可を求める要望を行った全国遷延性意識障害者・家族の会の桑山雄次代表は「まだまだ課題はあるが、家族の負担が大幅に軽減し、大きな扉が開かれた」と、公明党の粘り強い活動を高く評価し、喜びの声が広がっています。

私も、2003年「ヘルパーへの痰吸引拡大」の署名活動のお手伝いをさせて頂きましたが、大変嬉しく思います。

ご存知ですか？「消防ネットまつやま」・「消防キッズまつやま」

　　松山市消防局では平成１５年度より、防火・防災意識の高揚につながることを期待し、消防広報紙を発行しています。
この「消防ネット」まつやまは”安全で安心して暮らせるまちづくり”実現に役立てて頂くため 全戸回覧となっています。

最新号が作成されました。

「消防ネット」まつやま第８号　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　◎家庭防災　家の中の安全対策
　　　　　　　　　◎平成１６年火災・救急・救助統計
　　　　　　　　　◎がんばれ消防士!!救急救命士の気管挿管可能に・・・

　「消防キッズ」まつやまは

　　小さな子どもたちのしつもんにこたえるためつくりました。

　しょうぼうしょのしごとを、わかりやすく　しゃしんで　せつめいしています。

ぜひご覧になっての感想等ございましたら、消防局防災対策課までご一報ください。

「松山市社会福祉審議会」に「高齢者福祉専門分科会」を新設

4月14日に行われた、「松山市社会福祉審議会」において、「高齢者福祉専門分科会」を新設しました。

同分科会では、新高齢者保健福祉計画について、ソフト・ハード事業の両面について審議します。分科会会長は、稲田裕・松山市医師会会長です。

　また、「松山市次世代育成支援行動計画」・「まつやま子育てゆめプラン」について、説明がありました。

これは、一昨年、制定された国・自治体・企業が一体となり、少子化対策のいっそうの推進を図る「次世代育成支援対策推進法」をうけて、改めて、「松山市社会福祉審議会・児童福祉専門分科会」で審議提言をし、取りまとめたものです。

福祉・保健・教育・就労・生活環境対策など総合的なものとなっています。

「中島病院」民設民営化に

松山市議会の市民福祉委員会が７日あり、２００７年度実施を目指す松山市中島病院及び中島区域5島診療所の民営化について、理事者から経過報告がありました。委託先は医療法人「友朋会」に決定した理由を説明の後、老朽化している病院の建て替えについては「現在、検討中であり、一部補助する可能性もあるが、基本的には民間で建設してもらいたい」と述べ、また、民営化後の運営補助も視野に入れているとのことです。
　現在ある内科、外科に加えて整形外科を新設し、加えて整形外科や婦人科、眼科等の診療も行う予定です。また、老人介護を目的とした療養型ベッド50床としております。
　365日24時間の初期救急体制を確保し、中島本島以外の5島で週2回の診療を実施します。

また、現在　中島病院で勤務している医師4人のうち3人が　今年5月末で辞めることから、5月から民営化までの間、医師の派遣することとなっています。
再来年4月から10月にかけて民営化する方針です。

　私は、昭和52年築の、老朽化した病院の耐震診断の要望をいたしました。

宮前川の「合流式下水道改善計画」とは？

「宮前川を守る会（一色輝久会長）」では、地域を流れる宮前川に清流を取り戻そうと、地元の小学生とともに鯉の放流などの水質浄化活動を長年行ってきました。
　一昨年の平成15年には、宮前川に下水道の汚水が未処理のまま放流されていることに驚き、地域で10,500人の署名活動を行い「改善要望」を公明党の雲峰議員や一色会長をはじめ代表の方々と共に　市長に届けさせて頂くと共に、9月議会の一般質問でも要望致しました。
本年3月議会に於いて、再び宮前川への合流式下水道の未処理水の越流対策についてその後の対応及び計画について質問をしました。
これに対して、中村市長より次のような改善策が答弁されました。
「平成14年に国が策定した『合流式下水道緊急改善対策指針』において、次の3点の目標を概ね10年以内に達成することが義務づけられています。
①合流式下水道から排出される汚濁負荷量を分流式下水道以下とする。　　　　　（過去10年間の平均基準年は平成10年の154.5トン/年→140.4トン/年以下にする）
②未処理下水道水の一般河川への越流回数の半減（基準年H10年で28回/年）。
③夾雑物（下水に混じり込んでいる不純物）の流失防止
　この目標に対して、本市に於いては短期、中期対策を実施することで平成25年度までに達成する計画である。また、総事業費として約40億円を見込んでいる。今後とも、公用水域の水質改善を目指します。」と。
　皆様の強いご要望と地域を守る運動の賜物です、今後とも宮前川への未処理汚水の越流改善を目指して頑張って参ります。

「松山市政だより」第３号です 17年3月

平成17年3月定例議会が開催され,平成17年度当初予算等の審議を行いました。

今回の予算は、国の三位一体改革の影響をまともに受けて地方交付税などの大幅削減で、これまでにない厳しい財政運営を強いられ、すべての事業で徹底した見直しを行い歳出を抑制したものになっています。
　14日に一般質問をしましたが、今議会からは議員が理事者側に向かって質問する対面方式となり、初めてのことで戸惑いましたが、宮前川への、未処理放流水の改善対策としての「合流式下水道改善計画」について質問し、17年度から事業着手の方針が示されました。