モザンビークで 約30年間続いた内戦は、それが終わった今でも、銃をはじめとする各種の武器が 一般の人達の手に残されている、という問題を残しました。
その問題を解決すべく、現地NGOが銃器を自転車などの生活物資と交換する[銃鍬プロジェクト]を進めています。
その活動を支援しようと、松山市のNPO法人「えひめグローバル ネットワーク」が松山市 の商店街に放置され、撤去された自転車を提供してきました。
自転車提供は2000年からはじまり、これまでに500台の自転車を送っています。
市民は武器の代わりに交通手段を手に入れる仕組みで、銃は現地の芸術家の手でアート作品に作りかえられます。
その芸術作品が、市役所ロビーに展示されていました。
6月31日 アフリカ開発会議出席のために来日中のゲブザ大統領は、自転車がつないだ縁で松山市を訪問し、ホテルで開かれたパーティーで 「われわれは内戦に苦しんできた。日本人の心のこもった自転車は、ただの輸送手段ではない。平和を築こうとするわれわれに勇気を与えてくれる」と感謝されたそうです。
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