四国で唯一のPETボトルのリサイクル工場・㈱帝松サービス(松山市)に、同僚の雲峰議員の呼びかけをいただき、公明党の議員さん8名で8月2日、視察に伺いました。
『PETボトル』の語源は容器の素材であるポリエチレンテレフタレート (Poly ethylene terephthalate)です。
四国四県でゴミとして排出されるPETボトル4,600トンの内約3,000トンをここで処理しており、四国の各市の名札をつけ、圧縮されたペットボトルが運ばれてきます。
リサイクル工程では、先ずPETボトルは、金属を除去し、ラベルを剥がし、洗浄され、細かく粉砕されます。搬入されたPETボトルの約1割が産業廃棄物として棄てられ、9割がフレーク製品になります。
それが、各関連会社に引き取られ、化学繊維として再利用されたり、再び熱を加えて様々な日常雑貨などに成形されて再利用されたりしています。
全国で消費されゴミとして排出されるPETボトル50万トンの内、約3割がリサイクルされ、4割が中国などに輸出され、2.5割が産業廃棄物として棄てられています。
このようなリサイクル工場は、全国に59社ありますが、問題点は、市場原理で国内のPETボトルが海外に流れ、昔はお金をもらって処理していたが、今は工場がお金を出して購入しないと材料が集まらず、材料の確保が難しくなっています。
工場を見学して、PETボトルのラベルをいかに効率よく分離させるかが、問題ですが、最終的には、人の手を借りなければ困難です。
松山市でもペットボトルを出す時には、ラベルを剥がして出すよう 呼びかけています。しっかりと心がけたいものです。
上記写真は左から
①事前説明会 ②③リサイクル製品・商品 ④人力によるラベル除去 ⑤細かく粉砕されたフレーク
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