松山市は、内部障がい者への理解を深めてもらおうと、「障害者週間(3日~9日)」に合わせて内部障がい者のシンボルマーク「ハート・プラスマーク」を作成し、希望者には携帯用カードを無料配布し、市民への啓発を始めました。
「内部障がい」は、心臓機能、腎臓機能、呼吸器機能、膀胱または直腸機能、小腸機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の六つの機能障がいを総称したもので、外見からは分からない「見えない障がい」であるために、内部障がい者は、社会の無理解の中でさまざまな困難に直面されています。
障がい者用の駐車スペースを利用したら警備員から注意を受けたり、電車やバスの優先席に腰掛けたら周囲から冷たい目で見られたり、誤解に基づく辛い思いを数多くの人が経験しています。
このような現実を変えたいと、内部障がい者とその家族らが、内部障がい者の存在を視覚的に示す「ハート・プラスマーク」を作成し、社会に広く普及させ、内部障がい者への理解を少しでも広げたいと運動を展開されています。
松山市内には内部障がい者が、身体障がい者手帳所持者の28%・約5,300人います。このシンボルマークの普及には、松山市・内部疾患障害者協議会の橋本保会長が、つねづね県や市に要望していました。
このような現状をお聞きし 小林宮子は9月定例議会で一般質問しました。
早速、障害福祉課では、「ハート・プラスマーク」を 広報まつやま・障害者福祉のしおり・啓発ポスター作成等で啓発活動を、そして障害福祉課の窓口では、ステッカーの配布を行っています。
また、障害福祉課の全職員さんの名札の裏面には「ハート・プラスマーク」を掲示しています。私も、早速「ハート・プラスマーク・内部障がい者に理解を深める」カードをバッグに掛けて皆さんに啓発をさせていただいています。今回の啓発ポスターで、少しでも、理解が広まることを願っています。