22日、水資源対策特別委員会の皆さんと「黒瀬ダム管理事務所」で学習をしました。
積雪の黒瀬ダムを見るのは初めてでした。
昭和48年に完成した、「黒瀬ダム」は洪水調節及び不特定用水・工業用水の確保を目的とした多目的ダムです。
現在、工業用水は計画の約25%しか利用されておらず、未利用となっている水資源の有効活用が今後の課題です。
その後、新居浜市で開催された、「松山分水に関する意見交換会」を傍聴しました。
愛媛県水資源対策課の井上課長さんより、「加茂川の水利用と黒瀬ダムの放流操作について」の説明がありました。
西条工水の取水によって「うちぬき」などの地下水やダム建設以前からの水利用が影響を受けないよう、ダムへの流入水を下流へ流す「貯留制限」やかんがい期には、長瀬地点流量を2.0㎥/sに保って「不特定用水」の補給を行う、放流操作をしています。
今後、工業用水の取水量が増加しても、長瀬地点流量が地下水位の低下が懸念される流量を下回る場合には、ダムから補給するので、下流の河川流量が減少することはないとの説明でした。
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