「zero」(ゼロ、0)ゼロという単語には、「もう一度原点に立ち返る」という意味が込められているとのことです。
「命の尊厳」といった当然の意識を持ち続けることが、将来医療に従事するものには不可欠であると考え、一度、医の原点に立ち返るといった意味を込めて「zero」を医学祭のテーマと決めたそうです。
私達の、ボランティアグループ「シャンピーバルーンチーム」のメンバーの中にも、愛媛大学医学部生がいます。
彼と彼女の医学祭企画「バルーンアート」に、メンバーと共に参加させてもらいました。
また、夕方4時より開催された「薬害肝炎について考える」と題して、薬害C型 肝炎九州訴訟の原告、福田衣里子さんの講演がありました。
彼女は、出生直後の止血のための血液製剤クリスマシンを投与され、20歳で感染を告知されました。その後の長い闘病と原告団活動を淡々と話されましたが、胸をえぐられるようでした。
一律救済を求め、団結できたのも「薬害を根絶したい」との大きな目的があったからとのこと。
公明党の太田代表の「一律救済でなければ意味が無い」と、強く福田首相に働きかけたことを思い起こしながら、講演をお聞きしましたが、本当に良かったですね。
今、原告団の皆さまは、全国で350万人とされるウィルス性肝炎患者への全員救済と、C型肝炎治療のために開始されたインターフェロン治療費補助のより良い運用改善に取り組まれています。
私の夫も、C型肝炎によるガンで命を失いましたが、早期の、国の改善を求めたいと思いました。
医学祭に参加させていただいて、「当然のように考えている生活や健康な暮らしについて、もう一度立ち返えって、、、、!」 そんなメッセージが心に響きました。
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