松山市消防救急艇 『はやぶさ』の竣工式が執り行われました。
松山市の中島や興居島など離島に住む人たちのために、救急患者の搬送や、船舶火災の消火などを行う消防救急艇「はやぶさ」は、松山市が建造し、今年10月、松山市西消防署に配備され、運用が始まります。
三津浜港 松山港務所前桟橋での式典では、はじめに、中村時広市長が「これまでも患者を搬送するだけの船はあったが、この船では、搬送中でも救急活動が行える。救急救命士が各島で処置にあたるまでの所要時間は、医師が対応していた導入前の約半分に短縮できる」と挨拶。
中島総代会の池田弘会長の謝辞や 船名命名者代表の中島中学校の田内綾人君への賞状授与などがありました。
続いて、消防署員が訓練を披露。消防救急艇に乗り込んで、出動する際の手順を確認したり、70mほど先まで放水できる放水銃で、くみ上げた海水を放水したりしていました。
この消防救急艇は、巡航速力27ノット(時速約60Km)で航行できます。
救急車を載せることができるほか、救命処置室では、患者の脈や血中の酸素濃度を測定する機器など、救急車と同等の設備が備えられ、ストレッチャー架台には除振性能に優れた磁気浮上式架台を採用しており、安心して搬送できます。
松山市の安心安全が、さらに前進ですね!!