足立区 東和商店街は、入り口に水車のある葛西用水の親水公園があり、爽やかな風と緑と水の溢れる住宅街でした。
東和銀座商店街振興組合の田中武夫理事長さんに「株式会社アモール東和」について、お話を伺いました。
会社の目的は、地域貢献と商店街振興組合のサポートであり、商店街の人々の自発性を重んじ、参加を強制しない、賛同した者だけでいい、勧誘しないを原則とした。
会社設立の三つの条件は、①商店街振興組合以外の人々は株主になれない、②一人当たりの持ち株は10株を上限とする、③経営スタッフ以外の株主は会社経営に口出しをしない-である。
地域(まち)のインフラとしての商店街として、コミュニティ・ビジネスを立ち上げています。①東部地域病院のレストラン・売店の経営、②学校給食事業、③高齢者への弁当宅配事業、④撤退店舗引継ぎ事業、⑤大型店の清掃事業、⑥「アモール学童クラブ」等です。
この中で、高齢者向けの弁当宅配はどうしても赤字になる。しかし、儲かることだけをやる、ではコミュニティ・ビジネスはそもそも発生しない。それでも赤字を放置するわけではなく、高齢者以外の弁当需要を開拓している。
学校給食事業は、現在中学校3校・小学校11校・保育園4園・児童福祉施設1施設で随意契約をしています。(足立区の全小中学校の学校給食調理事業は民間委託されています。)以上に挙げた事業のうち、学童クラブは、足立区等の補助金をうけて運営しています。