「はっぱのフレディ いのちの旅」
レオ・バスカーリア原作のこの絵本は、木の枝に生まれ、そして土に返っていった はっぱフレディとその友達の短い一生を通して、命の大切さをわかりやすい言葉で、静かにでも心に響くように説明してくれています。
全世界で、たくさんの人に愛されたこの物語は、みらいななさんの翻訳により童話として紹介され、演劇、ミュージカルなどで上演されています。
たとえば、島田歌穂さんが不治の病で入院している男の子フレディとして、また他のはっぱの友達も擬人化された形でミュージカル化された作品や、聖路加病院の日野原先生が中心となって、子供たちが上演しているミュージカルなどがあります。
8月6日・(財)松山市生涯学習振興財団の主催で、「はっぱのフレディ」企画・原案日野原重明のミュージカルが 8月8日の「まつやま子どもの日」の一環として上演されました。
私も、友人達をお誘いし、子供たちと共に観賞しました。
この『葉っぱのフレディ』の物語の中には、過去.未来と続く生命、そして人間がどう生きるかのすべてが含まれているように思います。子供をめぐる凶悪事件、自殺増加など、殺伐としたニュースが相次ぐ今の時代だからこそ、いのちの重みを改めて感じさせられましたが、時間が経つにつれ とても爽やかな感動がこみあげてきています。